今、未経験でも稼げると、フランチャイズでの開業が人気になってきています。
しかしその反面、「フランチャイズ本部に騙された」「フランチャイズで借金を負った」という声があるのも事実です。
今回は、本当にフランチャイズは儲かるビジネスモデルなのか、どうすれば儲けることができるのかを解説していきます。
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そもそもフランチャイズとはどのような仕組みなのでしょうか。
フランチャイズとは、加盟店がブランドの商標権や商品・サービスの販売権や様々なサポートを得る代わりに、フランチャイズ本部にロイヤリティと呼ばれる対価を支払う契約のことを指しており、反対側にあるのが「個人営業」と呼ばれるモデルです。
フランチャイズと個人営業で大きく異なるのは、5年生存率です。
個人営業で飲食店を開業した場合の5年生存率は約15%ですが、フランチャイズの場合、65%まで大きく跳ね上がります。これはフランチャイズ本部のブランド力を活用することができたり、本部からサポートを受けることができるためだと言えるでしょう。
フランチャイズとは本当に儲かるビジネスモデルなのでしょうか。
答えはYESです。
フランチャイズが儲かるビジネスモデルである理由は大きく4つあります。
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
フランチャイズに加盟することで、加盟店は本部のブランド名を使用することができます。
個人店として一から開業する場合、お店の名前は知られていないことが多く、地域住民からの認知を得るのに多くの費用と時間を要します。
しかしフランチャイズのブランド名であればすでに広く知られていることが多く、広告費用を抑えることができ、開店初日から大きく売上をあげることも可能です。
フランチャイズに加盟することで、加盟店は効果的かつ費用を抑えた開業をすることが可能になります。
フランチャイズ本部は過去のデータを元に、何を、どこから、どれだけ、どのように仕入れれば良いのかということをノウハウとして蓄積しています。
そのようなノウハウを受け継ぐことで、加盟店は初期費用を必要最低限の金額に抑えることができます。
フランチャイズ加盟する最大のメリットの一つは、本部のサポートが受けられるということです。
本部は加盟店が廃業してしまわないように、様々なサポートを用意していることがほとんどです。
開業前は開業資金の援助や出店場所の選定、開業後は従業員の研修やスーパーバイザーの派遣などがありその内容は多岐に渡ります。
このようなサポートを活用することで、加盟店オーナーは比較的少ない時間でお店を軌道に乗せることが可能です。
また、本部から成功のノウハウを受け継ぐことができるため、開業する分野に関する知識が少なくても参入しやすいというメリットがあります。
フランチャイズにおいて、集客や商品開発を行うのは本部の仕事になります。
そのため、加盟店はお店の運営に専念することができます。
個人経営では、どのような広告が効果的であるか、お客様が求めている商品はどのようなものなのかを分析しなければいけませんが、フランチャイズではそのような心配は必要ありません。
では、逆にフランチャイズ経営で儲けられないのはどのようなケースなのでしょうか。
大手企業の研究者からフランチャイズオーナーになったものの、失敗してしまったKさんの事例をみていきましょう。
大手企業の研究者として働いていたKさんですが、転勤の多さが苦となり転職を決意しました。
勉強をしていくうちに、フランチャイズであれば未経験でも起業しやすいと知ったKさんは、様々な本部が集まるフランチャイズの展示会へ訪れます。
そこで見つけたのが、のちに加盟することになる住宅関連の本部でした。
当時、他の本部の初期費用の高さに二の足を踏んでいたKさんは、その本部に不信感はあったものの、初期費用とロイヤリティの安さに惹かれ、契約を決めました。
しかし、それから様々な問題が発生します。開業前研修は複数のオーナーと同時に受けたため、実技の練習ができたのは2、3回程度。開業後経営がうまく軌道に乗らず、本部からのサポートを依頼しましたが、全く取り合ってもらえなかったと言います。
契約時提示されたモデル収益は月100万円でしたが、実際は40万円ほどしか売上を出せず、結局退職金800万円は3年で消えてしまいました。
ここでのKさんの失敗点は3つ考えられます。
ではこのKさんの失敗点を踏まえて、次の章ではどのようにすればフランチャイズ経営で成功できるのかを考えてみましょう。
参考:秦卓弥、「訴え始めたオーナーたち−跋扈する悪徳FC」、『知られざる25兆円市場の全貌 フランチャイズ 天国と地獄』、週刊東洋経済、2017年、4/15号
では、どのようにすれば、フランチャイズで成功を収めることができるのでしょうか。
成功のコツは大きく3つあると言えます。
フランチャイズで成功するために最も重要なのが、本部選びです。
なぜなら、悪質な本部を選んでしまうと、十分なサポートがなされずにロイヤリティだけを搾取されてしまったり、信頼関係が築けない可能性があるからです。
その本部が信頼できるか否かを判断する基準の一つとして、契約前に本部が他の加盟店のネガティブな情報を見せてくれるかを確認しておくと良いでしょう。
本部は加盟店を増やすために、加盟店の出店数が多いことや特定の店舗における売上が高いなど加盟したくなるような情報だけを提示することがあります。
しかし、実際は出店数と同様に閉店数も多かったり、特定のお店以外の売上はその半分以下であったという事例も多くあるのです。
また、本部の担当者と会う前に他の加盟店の先輩と本部を通さずに会うことも一つの手です。
本部に紹介される加盟店オーナーは成功している場合が多いため、自分でアポをとって会うことでポジティブな面とネガティブな面、どちらも聞くことができるでしょう。
自分が全く経験したことのない業種で開業してしまうのもリスクがあります。
フランチャイズ本部は、未経験でも開業可能であることを謳い文句にしているケースが多くあります。
確かに本部が成功に必要なノウハウを提供してくれるため、専門的な知識をもっている必要はありません。
しかし、例えば飲食業界では、高度な接客能力や従業員を管理する裁量が求められます。
この場合、システムエンジニアなど以前に人と関わる機会の少ない仕事をしていた方にとっては、参入するのが比較的難しい可能性があります。
開業後に後悔しないためにも、今までの経験と照らし合わせてその業界が本当に自分に合っているのかを考えることが重要です。
フランチャイズで成功するためには、本部からのサポートを最大限活用することが大切です。
開業前に出店場所の選定、効果的な仕入れのノウハウを教えてもらうことはもちろんですが、開業後のサポートもきちんと受けるようにしましょう。
本部はサポートの一部として、開業後、定期的にスーパーバイザーを派遣することが多いです。
スーパーバイザーは、脱サラして開業した方にとっては若く何の経験もないように感じるかもしれません。
しかし、彼らはその業界について加盟店オーナーよりも深い知識をもっていることがほとんどです。
疑わずにアドバイスを受けたことを一つ一つ試してみるのが、成功への近道だと言えるでしょう。
フランチャイズに加盟することで、ほぼ確実に儲けを出すことができる方法があります。
それがバーチャルレストランとして営業することです。
バーチャルレストランとは、すでに開業している飲食店が、別業種のデリバリー専門店を副業的に運営するというビジネスモデルです。
バーチャルレストランが儲かる理由は、このビジネスモデルが「二毛作ビジネス」であるからです。
バーチャルレストランを運営することで、飲食店は実店舗で売上を出しつつ、副業のデリバリー専門店の方でも儲けることができます。
特に、バーや居酒屋など昼の営業がしづらい業種では、この時間帯にバーチャルレストランを営業することで、店舗や従業員を最大限に活用することができます。
もちろん、オリジナルブランドを作りバーチャルレストランを開業することも可能ですが、フランチャイズに加盟すればメニュー開発や集客の必要がなく、初期費用を抑えることができます。
さらに、フランチャイズ本部のノウハウを受け継ぐことで、ロスの少ない効果的な仕入れができるでしょう。
また、バーチャルレストランの営業を考えている方は、ぜひhuriuri(フリウリ)を活用してみてください。
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今回は、フランチャイズに加盟すればなぜ儲けることができるのか、失敗例を踏まえてどのようにすればフランチャイズ経営で成功を収めることができるかなど幅広く解説してきました。
これはビジネス全てに言えることですが、フランチャイズで開業しても必ず成功できる保障はありません。
しかし、本部の選定や自己分析を誤らなければ、個人で営業するよりも成功する可能性は大きいです。
この記事がフランチャイズ加盟を考えている方の手助けになれば幸いです。
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