フランチャイズは独立希望者にとって開業入門に最適な手法のひとつとして長年活用されてきました。
最近では、ゴーストレストランの活況など飲食業界で新しいフランチャイズの動きも出てきており、再び注目を集めています。
今回は、これからフランチャイズで独立していこうと考えている人のために、フランチャイズとはそもそもどのような仕組みなのか、メリットやデメリットが何なのかをまとめていきます。
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フランチャイズとは本部が持つ商品やサービスなどの販売権利を加盟希望者に譲り渡す仕組みを言います。
加盟者はロイヤリティ(利益の一部)を本部に支払うことでそれらを利用できます。フランチャイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
日本はバブル崩壊の1990年代初頭から現在まで「失われた30年」とも言われている経済的に厳しい時代にあります。
この閉塞感の中で経済の起爆剤ともなる”起業する人”は果たして増えているのでしょうか?中小企業庁が発表している統計によると、2018年時点での開業率は4.4で、国際的に低水準となっており、この点でも厳しい状況と言わざるを得ません。
しかし、暗い現実だけではありません。ここ数年を見てみると副業がブームとなっています。今まで終身雇用制度の中で会社で働くことが当たり前だった時代から、自ら稼ぐことに目覚め、独立を考える人も少しずつ増えてきています。
独立する方法はさまざまあります。その中で今回テーマにするフランチャイズはゼロからの独立に比べて手軽かつリスクを抑えて開業できます。特に初めて起業する人であればフランチャイズへ加盟することで手軽にオーナーとしての経験を積むことができます。
本当に自分でやりたいことがあるのなら、フランチャイズでビジネスの経験を培い、改めて独立すればより着実に成功に近づけるのではないでしょうか?
フランチャイズで起業するメリットは他にもさまざまあります。具体的にどのようなものがあるのか、次の章で確認してみましょう。
フランチャイズで起業するメリットは、大きく3つ挙げられます。
フランチャイズ本部は、既に一定の成功体験を持っています。そうでなければフランチャイズ事業を始めようという発想にすら行き着きません。
成功の実績があるからこそ、それを横展開して事業を拡大しようという考えが生まれるのです。
フランチャイズ加盟店にとって、本部が多くの成功実績によって成長したブランド力をそのまま活用してビジネスできるのが大きな強みです。
顧客からはその人気ブランドのチェーン店の一つとして見られ、集客の面で大きな救いとなってくれるでしょう。
フランチャイズ本部は未経験者でも加盟できるような手厚いサポート体制を構築しているところがほとんどです。
なぜなら、フランチャイズ本部にとっての事業の成功とは加盟店の成功なくしてありえないからです。
フランチャイズ運営のノウハウがない未経験の加盟者はもちろん、初めてそのフランチャイズに加盟する人であれば全てが初体験となります。
商品やサービスに関する知識や準備の仕方などわからないことばかりです。
そのような状況でも、フランチャイズ本部のサポート部門が開業前の研修や準備はもちろん、開業後でも売上アップのための相談役となってくれることが多いです。
二人三脚の体制で運営していくため安心して事業を進めていくことができます。
ゼロからの開業であれば、商品やサービス内容の開発も含めて全て自分で考え、実践していかなければなりません。
しかしフランチャイズに加盟した場合は商品やサービスは全て用意されている状態で開業することになります。
宣伝やマーケティングなど集客に関しても本部が企画し、アクションしていくことも多いため、加盟店は純粋に営業へと専念することができるのです。
では逆に、フランチャイズで起業するにあたってどのようなデメリットがあるのでしょうか?2点に絞って解説します。
フランチャイズへの加盟には費用がかかります。ブランドや商品・サービスを使用する代わりに本部へ支払う加盟金やロイヤリティなどの費用が発生します。金額はフランチャイズ本部によって様々です。例えば加盟金や保証金が無料で月額ロイヤリティのみのフランチャイズ本部もあれば、売上の大きさによってロイヤリティが変動するフランチャイズ本部もあります。
これらの費用は初期費用や運営コストに大きく関わってきます。WEB上だけでなく説明会でもしっかりと確認するようにしましょう。
フランチャイズ本部に加盟したものの運営が波に乗らず、撤退の判断を迫られる・・・そんな状況に陥る可能性もあります。しかし、撤退しなければならないような厳しい状況だとしても、すぐに実行できない可能性があります。なぜなら、多くのフランチャイズ加盟契約には契約期間が設けられているからです。
このような事態を防ぐためにも加盟前に契約期間や開業後の禁止事項をチェックするようにしておきましょう。
フランチャイズの中でも、圧倒的な人気を誇る飲食店のフランチャイズ。しかし、店舗を構える必要があるため他の業種に比べて初期費用が高額になりやすいというデメリットがありました。そんな中、低コストの飲食フランチャイズとして、フードデリバリーに特化した飲食店のフランチャイズ事業が注目され始めています。
フードデリバリーに特化した飲食店とは、実店舗を持たず、キッチンスペースだけでデリバリー商品のみを販売している飲食店業態を指し、ゴーストレストランとも呼ばれます。低コストである理由は、一般的な飲食業と比べ初期費用が抑えられることにあり、飲食の知識ゼロから始める方も増えてきているようです。
ゴーストレストランついて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
貨物運送とは、ドライバーとして荷物を運送する事業のことです。運転免許があれば一人でも始めることができるため、フランチャイズ未経験の方に特におすすめです。最近では、インターネット上での買い物が増加しており、それに伴って軽貨物運送の需要も高まっています。
軽トラックを持っていない方にとっては、購入費用がネックになるかもしれませんが、すでに持っている方にとっては魅力的なフランチャイズです。
女性の社会進出も当たり前の時代になり、家事に充てる時間が十分に取れない方が年々増加しています。この傾向は今後もつづくと思われ、ハウスクリーニングサービスなどの家事代行サービスの需要は高まって行くでしょう。ハウスクリーニングサービスのフランチャイズは事前研修でスキルを身につけることができるので、未経験でも心配する必要はありません。
フランチャイズで起業するときの流れは、一般的に下記の通りです。
まず最初は、フランチャイズに関する情報収集から始まります。効率的にフランチャイズブランドを検索したい人は、ポータルサイトの活用がおすすめです。フランチャイズ本部の情報が集約されているため、ひとつのサイトで多数のブランドの情報収集ができます。また、フランチャイズ本部の運営状況や加盟店のインタビューなどリアルな情報が得られるサイトもあります。
huriuri(フリウリ)ではフードデリバリーのフランチャイズ本部を多数掲載しております。是非一度ご確認ください。
気になるフランチャイズ本部を見つけたら、1社に絞らずどんどん資料請求をしましょう。お問い合わせの対応からも、その本部がフランチャイズ事業にどれだけ注力しているのかを垣間見ることができます。
資料を見比べて、さらに話を聞きたいと思ったフランチャイズ本部には、説明会に参加して直接話を聞くことをおすすめします。説明会ではWEB上や誌面には掲載されていないリアルな情報が取得できます。フランチャイズ本部を運営する人たちの顔も見えるので相性の良し悪しも感じ取ることができます。
説明会に参加したら複数の選択肢の中から自分に最適と思うフランチャイズ本部を選び、契約の申し込みをします。早いところで2週間程度で契約に至るフランチャイズもあります。いずれにせよ、始まりは情報収集からです。
最初に多くの情報を集めておけば、後々悩むことも少なくなるはずです。資料請求や本部との面談は無料ですので、フランチャイズのポータルサイトなどから気軽にお問い合わせしてみましょう。
経済成長が停滞している厳しい日本において、フランチャイズでの起業は生き延びていくために有効的な手段のひとつです。成功体験を持っているフランチャイズブランドから多くの学びを吸収してさらなるステップへといくも良し、ブランド内で確固たる地位を築くもよし。成功すればさまざまな選択肢が生まれます。
フランチャイズのメリット、デメリットの両面を踏まえた上でしっかりと検討することで成功への道がぐっと近づくはずです。
※huriuri(フリウリ)ではフードデリバリー全般に関するお悩みに無料相談窓口を設置しています。お気軽にご相談ください。
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