起業や新規開業の業種として飲食業はとても人気があります。しかし、飲食店を開業するには多くの初期費用やリスクが伴います。
そこで注目されているのがフランチャイズでの飲食店開業です。
コロナ禍の外食制限に伴い、飲食のフランチャイズ業界は大きく変容しました。特に、フードデリバリーフランチャイズの進歩は顕著で、新たな飲食店の営業スタイル生み出しています
今回の記事では、飲食店をフランチャイズで開くメリットや、様々なスタイルの飲食店フランチャイズについて解説します。
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フランチャイズ(FC)とは本部が店舗拡大のため、支店を運営する店舗オーナーを募るビジネスモデルです。経営は加盟店のオーナーに委託します。
フランチャイズ本部は自社で成功したビジネスモデルを加盟店にそのまま提供することで、効率的に店舗数を拡大していくことができます。
加盟店側にとっても、実際に成功したモデルを活用しながら開業できるため、着実な利益を上げながら経営スキルを培っていけるなどさまざまなメリットがあります。
フランチャイズはさまざまな業種で導入されていますが、飲食店でも多くの企業が活用しています。
最近では、コロナ禍をきっかけに盛り上がったデリバリー・テイクアウト業態で積極的に導入されており、コストを抑えて未経験者でも始められるとして注目されています。
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飲食店のフランチャイズは加盟店にとって多くのメリットがあります。ここでは、加盟することによって得られるメリットを3つ紹介します。
「飲食店をやってみたいけど未経験だし不安で踏み出せない・・・」
そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
飲食店を開業するためには、数年間どこかの店舗で経験を積み、独立するというのが一般的です。しかし、経営という経験を積むことはなかなかできません。
フランチャイズに加盟すると、本部が開業前から開業後までさまざまな局面でサポートしてくれるため、飲食業初心者でも安心して開業することができます。
さらにフランチャイズ本部は、ただサポートするだけでなく、経験と実績に基づいた成功するためのノウハウも数多く持っています。
加盟店は、そのノウハウを活用しながら店舗運営ができるので最短距離で売上アップまでのルートを歩むことができるのです。
加盟店は、一般的な開業よりもスピーディかつ低コストでスタートできます。
例えば、通常であれば時間やコストのかかる物件選びですが、フランチャイズ加盟店であれば本部からの紹介や、既に本部が所有している物件を格安で提供してくれたりします。
また、本来はゼロから考えなければならないメニュー内容やオペレーションなども既に構築されているため、レシピやサービスの習得もスムーズに進めることができます。
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既に高い知名度や人気のあるフランチャイズであれば、多くのリピーターを抱えています。
フランチャイズ加盟店はその看板を掲げるだけで、集客面で優位に立つことができます。
さらに広告や宣伝に力を割かなくていい分、通常の営業に専念することもできます。
質の高い料理やサービスを提供することで、顧客満足度を高めることができ、さらにリピーターを増やしていくことができるでしょう。
フランチャイズのメリットについて解説してきましたが、逆にどのようなデメリットがあるのでしょうか?
フランチャイズに加盟するためには、さまざまな費用が発生します。
例えば、契約時に主に発生する費用としては「加盟金」や「保証金」、また本部のブランド力やノウハウを活用する代わりに対価として支払う「ロイヤリティ」などが挙げられます。
加盟金や保証金が無料のフランチャイズもありますが、その分ロイヤリティが高くなっていたりもします。また、契約期間も定められています。
加盟した場合に支払う費用はどのぐらいなのか、総合的な視野で計算するようにしましょう。
フランチャイズは、本部が決めたルールに則って営業していかなければならないため、自由度は高くありません。
加盟店には店舗の外観・内観のデザインや設備、料理内容や接客方法など細かく決められています。
こうして細かな部分までマニュアル化して画一的なサービスを提供できるからこそ、フランチャイズ事業は成功できるともいえます。
ただ、フランチャイズによっては加盟店のアイディアを積極的に取り入れたり、独自の店舗名をつけてオープンできるところもあります。
一定の自由な裁量を求める人はこのようなフランチャイズを探してみましょう。
もしフランチャイズ本部で不祥事などが発生した場合、加盟店にも影響は及びます。ブランドイメージの悪化による悪影響は避けられません。
逆に、フランチャイズ加盟店側もブランド全体のイメージを損傷するようなことがないよう、誠実に営業していくことも大切です。
看板を背負っているからこそ、一蓮托生の関係性であることは覚悟しておかなければなりません。
さて、フランチャイズといっても実はさまざまなスタイルが存在します。ここでは代表的なフランチャイズスタイルを3つ紹介します。
フランチャイズチェーンについて改めて解説すると、まず事業を展開する本部があり、支店のオーナーを外部から募集して経営を委託するビジネスモデルをいいます。
本部は新たな採用活動や教育などを行うことなく店舗拡大を実現することができ、ロイヤリティとして利益も得られるため、効率よく事業を拡大していくことができます。
加盟店側のメリットやデメリットはここまでお伝えしてきた通りです。
フランチャイズチェーンというと大手企業が活用するイメージが強いかもしれません。しかし最近のフランチャイズはさまざまな規模の企業が取り入れています。
例えば、新型コロナの影響でデリバリーやテイクアウト市場が盛り上がり、デリバリー専門のフランチャイズブランドも増えています。(▱ デリバリーフランチャイズ一覧)
小規模のフランチャイズは、加盟金やロイヤリティも低額で設定されているため、個人でも加盟しやすいのが特徴です。
このように、フランチャイズチェーンは今まで以上に身近なビジネスモデルになってきています。
飲食店を既に経営しているなら、店舗運営をしながら別のフランチャイズに加盟することも可能です。
例えば、デリバリーやテイクアウトのフランチャイズは加盟しやすい業態です。これらは、バーチャルレストランといって近年注目を集めています。
バーチャルレストランとは、既に飲食店を運営している企業や個人がアイドルタイムや空いたスペースを活用して、別事業として立ち上げるデリバリー・テイクアウト専門店をいいます。
バーチャルレストランは、今まで通常営業してきた飲食店のスペースや人員を活用でき、新たな物件の契約や採用活動が不要であるため、スピーディかつ低コストで効率よく新事業を立ち上げることができます。
新型コロナで外食の機会を制限された影響で客足が遠のいた店舗にとって、バーチャルレストランは魅力的な業態といえるでしょう。
実際に、コロナ禍の中での売上対策としてデリバリーやテイクアウトに着目し、このバーチャルレストランを始めるところも増えました。
コロナも収束が見えてきていますが、UberEatsや出前館などデリバリープラットフォームの利用が当たり前となった今、今後もさらに伸びていく分野として注目されています。
関連記事: バーチャルレストランとは
基本的にフランチャイズ加盟店は本部の規則やルールに則って運営していかなければなりません。
しかし、最近では料理のレシピや商品のみを利用することができ、店舗名を自由に付けられる「フリーネーム」というフランチャイズシステムが話題となっています。
フリーネームは、フランチャイズでありながら、あらゆる面で自由度が高く、顧客からは個人店のように思われることもあります。
その分、フランチャイズの特徴でもあるサポートがそれほど手厚く受けられなかったり、加盟金や保証金が高額に設定されているなどのデメリットもあるので注意しましょう。
フリーネームは自由な裁量がありながら、既存のノウハウを活用しながら効率よく飲食店を開業したいという人におすすめなフランチャイズスタイルです。
huriuri(フリウリ)ではフランチャイズ本部へのインタビュー記事を掲載しております。商品やフランチャイズ事業に対する想いなどについて語ってくださっています。
「困っている仲間を救いたい」その一心で事業開発 デリラボ 株式会社BAN
画像クリックでインタビュー記事を確認いただけます。
huriuriではフランチャイズ本部だけでなく、実際に加盟されている店舗の皆様にもインタビューをさせていただいております。もともと飲食店に携わっていた方だけでなく、異なる業界から飲食未経験で加盟された方もおられます。フランチャイズに加盟に興味があるけど、迷っているという方には特にオススメしたい記事です。
飲食未経験からゴーストレストランオーナーへ!
画像クリックでインタビュー記事を確認いただけます。
今回は飲食店のフランチャイズについて解説しました。
フランチャイズは飲食店経営の経験が少ない人でも開業できる貴重な手段のひとつです。
サポート内容や料金体系、料理やサービスのマニュアル、ルールなどはフランチャイズによって異なるので、ひとつのブランドに絞らず、さまざまな企業の情報を収集するようにしましょう。
最近では、自由度の高いフリーネームというフランチャイズスタイルが誕生したり、デリバリー・テイクアウトに特化したフランチャイズが盛り上がったりなど、時代によってフランチャイズも変化しています。
もしかしたらフランチャイズに加盟した方が効率よく自分の夢や目標が達成できるということもあるかもしれません。まずはいろいろなフランチャイズを見てみてはいかがでしょうか?
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